お知らせ

キャップバックス®

待望の大幅に刷新された肺炎球菌ワクチンが今月から接種可能となりました!

「キャップバックス®」は、成人の肺炎球菌感染症予防に特化して設計された肺炎球菌結合型ワクチンです。日本人成人の市中肺炎の原因となる肺炎球菌血清型の71.9%、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)では80.3%に対応しており、「キャップバックス®」は従来のワクチンに比べてさらに広く肺炎球菌感染症を予防することが期待できます。

肺炎は日本人の死因の第5位で、肺炎で亡くなる方の97.8%は65歳以上の高齢者が占めています。肺炎球菌は、日常でかかる肺炎(市中肺炎)の病原微生物のなかで最も多い細菌です。

現在国の定期接種で使われているニューモバックスNP(PPSV23)は40年前にできたワクチンで、肺炎球菌のカバー率56%、予防効果5年ですが、キャップバックスはカバー率80終生免疫が得られると期待され、大幅な機能向上です。

Q1.65歳の肺炎球菌ワクチンとして、キャップバックスは従来のニューモバックスに替わりに接種できるのか?

A1. 現在は65歳の公費補助の肺炎球菌ワクチンの替わりに接種できません。希望者は自費になります。

Q2.65歳でニューモバックスを接種したが、いつからキャップバックスが接種できるのか?

A2. 一年後から接種できます。ニューモバックスの追加接種も今後はキャップバックスが推奨されています。

Q3.ニューモバックスと比べて副作用はどうか?

A3. ニューモバックスは36%程度の軽微の副作用が報告されていましたが、キャップバックスはさらに30%程度の副作用と安全性の向上が認められています。

Q4.どのような場合に接種できないのか?

A4. 従来のワクチンと同様に、発熱や急性疾患にり患されている方、またジフテリアトキソイドにアナフィラキシーなどの強いアレルギー反応が過去において認められた場合は、接種が見合わせられると考えてください。

Q5.自費で接種費用はどのくらいか?

A5. 当院では13,000円で対応させていただいています。

*キャップバックスは法改正されるまで定期接種で使用することはできません。来年の4月以降に新たな改正が期待されています。

*接種ご希望の方は予め電話連絡をお願いします。